財務改善道場

役員報酬が低すぎて経営危機に陥ったケース

2013年10月02日

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私が昔関与していたある小売店の実例です。
その経営者はお人よしで社員を家族のように大事に考えていました。
そのため、自分の役員報酬を抑えてでも社員に高い給料を払うことを誇りにしていました。

しかし、リーマンショックの影響を受けて急に支払いが苦しくなりました。
会社の預貯金を取り崩しても間に合わず社長が不足分を補おうとしたのですが、もともと役員報酬が低いため個人の預貯金もわずかしかありませんでした。このため支払手形が不渡り手形になるという危機に陥り、最終的には親戚中を駆け回ってお金を集めて事なきを得ることができました。



社員のことだけを考えていては会社は守れない

経営者は会社にお金が無いときは自分の貯金を取り崩してでも資金繰りにまわさなけばならないという自覚が無かったことが原因です。社員の幸福だけを考えていて会社のリスクに対する自衛策を考えていなかったことにつきます。

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役員報酬は社員の3倍程度に設定する

こういう事例を避けるには社員平均給与の3倍はとるようにしましょう。社員が月額30万ならば90万くらいが妥当でしょう。
もちろんすべて使ってしまっては何の意味もありません。経営者個人名義でしっかりと預金してください。借金の年間返済額の2年分ぐらいは最低でも個人貯金してください。


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吉冨 健一(キャッシュフローコーチ)
株式会社キャッシュフローコーチ熊本 代表取締役

吉冨健一
1953年生まれ、熊本市出身。水産会社の経理や運送・納品・大手スーパなどでの対面販売など、多くの現場仕事の体験を生かし、約30年にわたり、経営コンサルタントとして数多くの企業をサポート。また、経営者向けセミナーや社員研修など講師として様々な活動を精力的に行っている。これまでのセミナー実績はこちら : http://lamp-k.co.jp/seminar/

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